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2007年06月29日

嵐の前の静けさ

   昨日、6月定例議会が終了しました。
元小学校教諭による児童への強姦事件に関し、
学校設置者である市長に対し、賠償を求める裁判が
行われていましたが、裁判所から和解勧告が出され、
今議会で秘密会を開き、予算執行を承認しました。
   初めての秘密会で、色々と難しい手続きがあり
ましたが、淡々と終わりました。
   
   由比ガ浜の商店街に建設予定の葬祭場に関し、
反対する請願が提出されましたが、これも淡々と
全員一致で採択されました。

   振り返ると実に淡々と通り過ぎた6月定例議会でした。

   7月4日または5日が、大船観音前マンション開発の
許可取り消しに対する、神奈川県開発審査会に対する
不服申し立て期限になっています。
   事業者の行動次第では、臨時議会も有り得る可能性
があります。

   気を緩めず事態を静観したいと思います。

投稿者 TAKAHASI_koji : 23:47 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月21日

議会のイメージ

   現在、自治基本条例策定に向けて、市民会議が
継続的に行われています。
   自治基本条例は、自治体憲法とも称され、基礎自治体
のルールを細かく決める所に特徴があります。中でも行政の
責務、議会の責務、市民の責務を明確にし、夫々の拘わり
を明記することにより、相互理解の下に市民生活が送れる
大きなメリットがあります。
   そこで、市民会議では、それぞれ問題点を洗い出す
作業から始めました。そして、議会に対するイメージや要望
在り方にたいする意見や評価について意見交換を行い
一応の取りまとめが終了したので、意見一覧表の提出を
求めました。

   しかし、中を拝見してビックリ!

   「議会は、自分達が主張しないと対応してくれない」
   「議員は、鎌倉をトータルにみることができない」
   「議会の中に市民の声を取り上げる場が無い」
   「議会と市民の距離が遠すぎる」
   「議員は、市民の声を聞かない」
   「代議制は、機能していない」
   「議会は、力が無い」
   「議会を監視するシステムが必要」
   「議員は、ある程度ダーティーな部分がある」
   「議会議論の内容が見えない」
   「議員に公僕としての意識がない」
   「議員に道徳心がない」
   「議会の説明責任が十分果たされていない」
   「住民と議会の間にかなり距離がある」
   「議会にも罰を与える制度が必要」etc・・・

辛らつなご叱正とイメージです。真摯に受け止め
改善に努めたいと思いました。
   やはり議会基本条例は必要ですね!

投稿者 TAKAHASI_koji : 23:25 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月14日

センバイツァーノー!(皆さん今日は!)

   2日酔いで苦しんでいると、そこに鬼が現れました。
よく見ると、本田議員が、仁王立ちしているではありませんか。
「小学校に行くために来たんだから、早く、行くぞー!」
「午前中だけ、がんべんじでぐだざい」
「だめ!早く!」と首根っこを掴まれバスまで引きずって連れて
行かれてしまいました。
   気持ち悪かったのですが、観念してバスに乗り込み1校目
の小学校に向かいました。市役所の隣にある小学校で、全校で
1200人も生徒が居るマンモス校です。
   我々が着くと、童謡の「ふるさと」を流し、全校総出で迎えて
くれました。その歓待振りに、気持ち悪いのに、胸がジ~ンと
なり、やっぱり来てよかったなーとつくずく思いました。
   歓迎の式典は、広い校庭で行われました。
校庭の真ん中に赤いジュータンを敷き、椅子を置いて我々を
迎えてくれました。
子供達による、民族舞踊の披露に、再び胸がジ~ン、目に
砂が入った振りをして、涙を拭っていました。子供達による歓迎の
演技に続き、校長先生のご挨拶です。途中で、この学校の初代
校長先生を紹介し、その先生からもご丁寧に歓迎のお話を頂き
ました。
   校長先生のご挨拶が終わると、訪問団からのお礼の挨拶です。
本来、訪問団団長の本田議員から行うのが筋ですが、朝、遅刻した
罰ということで、私が、挨拶をすることになりました。

   「センバイツァーノー!(皆さん今日は!)」
   (2日酔いで、喉が張り付いてオエ~ウ!)

   「私たちは、日本から、皆さんに会いに来ました。」
   (本当に気持ち悪いよ!)

   「今日は、皆さんに会えて、とても嬉しいです。」
   (も~かんべんしてよ!)

   「9月に新しい学年が、始まる頃には、約束したパソコンが
    全部揃っているように、頑張りたいと思います。」
   (オーエ!もうだめ)

   「バイララ!(ありがとう)」

   生きてて良かった。ホッ!
   この続きは、また明日、バイヤルタエ!

投稿者 TAKAHASI_koji : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

議会基本条例

   今日神奈川新聞に神奈川県議会が、議会基本条例を
作る準備を始めたと掲載されていました。
   統一地方選挙が本年4月に行われましたが、その際の
神奈川県議会議員選挙における争点の1つに政務調査費の
情報公開を領収書添付して明らかにすべきだと取り上げ
られていました。
   しかし、前議長が「議員の行動が制限される」ことを1つ
の理由に領収書添付に反対を表明し、各報道機関でも
批判的に大きく取り上げられました。その後に迎える選挙に
対し、危機感を抱たのでしょう。自民党県議団として、
改選後の取り扱いとしたものの、政務調査費は領収書を
添付して公開して行くことを決めました。
   そうした経過を踏まえ、もう1歩踏み込んで、議会基本
条例を策定するなかで、政務調査費についても規定して行く
ことをきめたのでしょう。
   災い転じて・・・ということでしょうか?

   現在、鎌倉市議会では、自治基本条例策定を視野に
入れて、地方自治における問題点を洗い出すことを目的に
自治問題調査特別委員会を設置し、審議を行っています。
   その議論の際、議会の役割についての議論の中で
議会基本条例を策定すべきとの意見が出されました。私も
この意見に賛同しました。
   10月頃までには、委員会の取りまとめを終える予定
ですが、その答申に議会基本条例の策定を盛り込み、
それを受けて、議会基本条例の策定作業が始まることを
切望してやみません。
   議会の役割と責務を明らかにし、仕事の詳細や市民、
行政との拘わりを明記して行くことは、必ず市民にとって
良い結果をもたらすと確信するのであります。

投稿者 TAKAHASI_koji : 22:36 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月13日

年金問題

    本日から6月定例本会議がスタートしました。
私は、申し合わせに従い、一般質問を行いません。
それにしても、大船観音前マンション開発計画問題も
100条調査特別委員会を設置したものの、原状回復
に関する当面のことは、質問してもいいと思うのですが・・・
原状回復に関する予算を3月に補正で認めたにも拘らず、
未だに何も行われていません。10月末が工期になって
いますが、業者選考すら行われないのは、何故でしょうか?
    しかし、この件を質問する議員は誰もいません・・・。
    委員会に期待しましょう。

   さて、ここの所、テレビでは年金問題に関する報道を
見ない日はありませんが、鎌倉市はどーなっているか気になり
部長に尋ねてみました。
   すると、問題の1つでもある基礎自治体にあったとされる
紙台帳の件は、鎌倉市は、既にマイクロフィルムに写し変え
全て保管してあったそうです。(ホッとしました。)

   また、この度の件で昭和55年から平成5年までの13年間
が、問題の起きた期間とされており、この期間のマイクロフィルム
をコピーして、社会保険庁に渡したそうであります。

    そこで、本質的な問題である5000万件の消えた記録に
該当する方の問題に関しては、鎌倉市に該当者が居たことは
聞いたそうですが、何人該当していたかについては、まだ、
調査中で、全体を把握できていないそうです。

     該当期間に、転職をしている方は、是非ご確認下さい。
     (困ったもんですね!)

投稿者 TAKAHASI_koji : 23:49 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月12日

功労賞

    エルデネ・ゾー寺院で、消防車の税の減免を
巡り、ごたごたがありましたが、直ぐに対応することも
できず、また、消防車が、いつ着くかも分からず、一応
日程に沿って、世界遺産視察を進めることとしました。
   エルデネ・ゾーを出ると、次に向かったのは、
ハラホリンを一望できる、山の上の見晴らし台であります。
風の国モンゴルらしく、ものすごく風が吹いていました。
そして、そこには、世界地図のオブジェがあり、かつて
モンゴルが、世界を制覇した時の国土が、緑色に塗られ
描かれていました。中国や韓国も勿論、かつては、
モンゴル国であった訳です。
    その前で、記念撮影を行い、次に亀石を見学し、
最後に「ボー石」をみました。「ボー石」は、男性の生殖器
の形をした1.5m位の石像です。そこに跨ると子供を
授かると言うので、ヨーロッパからもその石に跨りに
わざわざやって来る人がいるそうです。
    われわれのグループからも、1組のご夫妻が、
挑戦しました。無事お子さんを授かったら、今度は、
3人で、お参りに来ると言ってました。
    その後は、歓迎の会食会です。宿泊先から20分
程バスで移動したゲルレストランで、行われました。
    学校の先生や医療関係者、経済会の方、
役所の方と大勢お集まり頂き、我々も別れて各テーブル
に座りました。私は、只一人、市長さんや議長さん、
副議長さん達が座るテーブルになってしまい、少々
不安でしたが、それぞれのテーブル毎にトクトーイ(乾杯)
と会食会は始まりました。
    直ぐに、子供達による民族舞踏や馬頭琴の演奏
が、始まり、和やかな雰囲気で、会食会が進みました。
子供達の出し物が、一段落した頃、ニャムドラム市長が
マイクを取り、挨拶を始めました。挨拶の後、本田議員と
私が呼ばれ、ハラホリン市の功労賞の盾とバッチを
頂きました。予期せぬ出来事に胸が熱くなりました。
    その後は、もー大変、おめでとう、おめでとう
の嵐にモンゴルウォカの一揆飲み大会です。ベロベロ
になった頃、何か挨拶しろと言われ、挨拶では無く
歌を歌います。と言って、風の国モンゴルに捧げる歌
「千の風になって」を歌いました。
    会食会の最後は、ディスコパーティーです。
酔っ払ってフラフラになりながらのダンスで、ギブアップ
状態でしたが、モンゴル人も日本人も入り乱れ楽しい
一時は、終わりました。
    倒れこむように、宿泊先のゲルに戻り、そのまま
着替えもせずに眠ってしまいました。朝、目が覚めると
二日酔いどころの騒ぎではありません。
    う~う・・・ぎもじわるい~!
今日は、小学校回り、こんな体調では、いけないよ~!
午前中だけ、お休みさせてくださ~い!
ゲルのベットで寝ていると、そこに鬼が現れました・・・?

   この続きはまた。バイヤルタエ

投稿者 TAKAHASI_koji : 11:06 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月04日

世界遺産

   ハラホリン市には、「オルホン渓谷の文化的景観」と
して、2005年に世界遺産に指定された遺跡が、点在
しています。今回のハラホリン訪問の目的の1つが、
世界遺産視察であります。
   そして、その中でも中心的なコア史跡、エルデネ・ゾー
と言う寺院への訪問は、800年前の元寇の歴史に遡り
意義ある視察になると考えていました。
   それと言うのも以前、エルデネ・ゾーを訪れた時、
ご住職から鎌倉を訪問したいとのオファーを頂いていたので
この度の訪問の際、詳細を決めさせて頂きたいと、事前に
お伝えしてあったからであります。
   しかし、寺院を訪れても、ご住職は不在とのこと
またまた、肩透かしの予定変更であります。
   
   800年前、1回目と2回目の元寇の間に、5人の
モンゴル人が、鎌倉を訪れ、北条時宗に皇帝からの親書を
手渡しました。しかし、日本はモンゴル(元)の属国になる
ようにとの手紙であると解釈した時宗は、5人を龍ノ口の
首の座(現在の江ノ島付近)へ連れて行き、全員首を切り
処刑してしまいました。
   因みに、モンゴルでは、その手紙は、友好国に
なりませんか?と言う内容であったと、解釈されています。
   何れにしても、元寇と言い、使者の処刑と言い、
両国にとって悲しい歴史に違いありません。
そうした歴史の上に立ち、現在いる我々が、なにをすべきか
そう考えた時、エルデネ・ゾーのご住職が、鎌倉のお寺を
訪問したいと言う意味が、よく理解できるのであります。
   特に、使者5人が眠る「常立寺」と元寇の際の全ての
戦没者を弔っている「円覚寺」との交流は、歴史的意義を持つ
ものと確信するのであります。

   そんな意気込みで、エルデネ・ゾーに伺ったので
本当に拍子抜けしてしまいました。
   それでも、広い境内、宝物殿も何箇所もあり、見所
満載であります。訪問団25人と通訳の方8人の総勢33人
がずらずらと境内を回るので、とにかく時間がかかります。
   そんな中、モンゴル国外務省のアジア局、日本担当の
ブレンさんから連絡がはいりました。約束していたアジア局長
との面会が、やっと時間が取れるようになりましたとのことでした。
   しかし、もうハラホリンに来ているので、金曜日まで
帰れないと告げると、税金の減免の手続きの関係で、
ニャムドラム市長さんと連絡を取りたいと言うので、
その事を市長に伝え、直接アジア局長と話してもらったら、
どうも、こんがらがった話になり、それから、在モンゴル日本大使館
や在日本モンゴル大使館を巻き込んでの大騒動の始まりです。

   一難去って、また一難・・・どうなることやら・・・

この続きは、また明日!ザ・マルガシ・オールジー!
   
   

投稿者 TAKAHASI_koji : 20:35 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月03日

予定通り、予定変更

長旅ではありましたが、無事宿泊先のアナルツーリスト
キャンプに到着しました。とにかく荷物を降ろし、シャワーでも
入ってゆっくりしたいと、早速、ゲル(テント型住宅)の確認
です。

   しかし、いつも1つのゲルに4つのベットが入っているのですが、
これが、驚くことに2つベットの所もあれば、3つベットの所もあり、
4人1組でメンバー表を作ってあったので大慌てです。
   グループ割をやり直し、それぞれのゲルが決ったのは、
到着後、30分を過ぎていました。それでも、大汗かきかき
必死にやっていたせいか、誰一人文句も言わず、ひたすら待って
くれました。
   予定では、荷物をゲルにいれたら、2時間位休憩する時間を
見ていたのですが、またまた、予定変更です。直ぐに朝食を
用意してるので、レストラン用の大きなゲルに集まるよう言われ
渋々、レストランに伺うと、市の職員の方が、数名待っていて
くれました。そこで、パンとサラダの朝食を頂き、やっとゆっくり
できたのは、11時30分ころでした。
   とにかく、ヒゲをそろうと、シャワーを浴び、ゲルでゴロゴロ
していると、ニャムドラム市長が来たので、ゲルレストランに
来て下さいと言われ、再び全員集合です。これまた予定通りの
予定変更です。「どーにでもなれ」と半ばやけくそになりながら、
ゲルレストランに行くと、まだ、お腹が空いてないのに、昼食
と言われ・・・トホホホホ
   市長から改めてご挨拶頂き、モンゴルウォカで乾杯です。
「トクトーイ!」(乾杯!)と始まったら、もう最後、乾杯したら
一気飲みをする習慣なので、順番にトクトーイ!、トクトーイ!
の連続を繰り返しながらの自己紹介です。
   とうとう気が付いたら、午後2時を回っていました。
   今日は、市役所に表敬訪問し、エル・デネ・ゾー寺院等
点在する世界遺産巡りの予定だったのですが・・・
   皆さんから日程のこと聞かれても、「打ち合わせ通りで
ないので、私も分からないんですよ」と応えるしかなく・・・
   それでも、どーやら市役所には、行くことになったみたいです。
重い腰と酔っ払ってフラフラな足を引きずりながら、バスに乗り込み
出発です。
   市役所に着くと、職員の方が総出で出迎えてくれました。
そして市長室で、改めて公式挨拶です。訪問団団長の本田議員に
続き、兵藤総務部長から石渡市長のメッセージが読上げられ、
鎌倉彫と共にメッセージを手渡させて頂きました。
   その後の、市長からのお礼の挨拶では、市役所前の通りを
鎌倉街道と命名するとサプライズ発表があり、参加者から大きな
拍手が起こりました。
   そにかく、予定通りの予定変更を初め、サプライズの連続です。
まだまだ、サプライズは、続きますが、この続きは又明日!
バイアルタエ!


投稿者 TAKAHASI_koji : 09:32 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月01日

ハラホリンゲート

    ハラホリンに向かう道中、雨が降っていたので
、お天気を心配していたのですが、朝には、すっかり
良い天気となり、訪問を祝福しているようでした。
    モンゴルは雨が少ない国なので、客人が来る
時に、雨が降ると、雨を連れて来てくれたと、喜ぶ
風習があります。我々もそうかもしれませんね。
   
    ハラホリン市の入り口にハラホリンと書かれた
アーチ型の大きな門があります。町の中心から20分
位離れた所なのですが。
午前9時、その門の脇で、市長以下、市職員や
中学生達が大勢で我々を出迎えてくれました。
    バスを停め、どうすればいいのか少々不安に思い
ながら、歓迎の音楽が鳴り響く中、バスを降りて、
皆さんが待つ輪の中へと進みました。すると、一人の
女子学生が、デール(民族衣装)の正装で、ミルクを
持って回り、一人ひとりに、一口ずつ飲ませてくれました。
   旅の疲れを癒す意味があるのか?大切な客人を
迎える儀式なのか?どうも後者であるようですが、
いずれにしても大変な歓迎振りに疲れも吹き飛んで
しまいました。
   その後、ハラホリン市長、ニャムドラムさんから、
歓迎のご挨拶を頂き、記念写真を撮ったり、子供達と
話したり、30分程、歓迎の雰囲気に浸りました。
   そして、再びバスに乗り込み、パトカーの先導で
ハラホリンでの宿泊先、アナルベースキャンプへと
向かったのです。
   気分良く、アナルベースキャンプに着いたのですが、
またまた、事件です。
   この続きは、また明日!ザ・マルガーシ・オールジー!

投稿者 TAKAHASI_koji : 23:12 | コメント (0) | トラックバック


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