« スーパーチューズデー | メイン | 大江稲荷初午祭 »

2008年02月08日

補正予算

   昨年1月、大船観音前マンション開発計画に対し、
神奈川県開発審査会は、2度目の許可取り消しの採決
を行いました。
   それを受け、鎌倉市は、違法許可により壊してしまった
階段状公道と公道を防護する擁壁の安全確保を確保するため
2月議会において2,000万円の補正予算を計上しました。
   構造物回復の義務は、事業者と鎌倉市で何%ずつ
責任があるのかが、確定していませんでしたが、緊急な
安全確保と言う説明もあり、一時立替と考え、最終的に
支払い義務者を特定して頂くことを付帯意見として、了解
しました。
   所が、もう1年経つと言うのに、未だに請負業者との
契約すらできていない状況です。本来、工事案件は、
施行できる環境を整えてから、予算要求を行うのが
常道であります。やっつけ仕事では、問題をこじらせる
だけです。この2月議会では、責任を問われることに
なるでしょう。

   さて、前記問題で、失態をさらしておきながら、関谷の
生ゴミ処理施設の建設予定地、用地買収予算の補正予算を
2月議会に計上するそうです。
   本件は、12月に近隣住民の方々や周辺で
鎌倉ブランド野菜の営農をしておられる農家の方々が中心に
なり、大反対の署名運動を展開し、1万人を超える署名を集め
計画見直しを求めて、市長や議会に陳情を出しました。
   議会陳情は、住民との話し合いを促進し、理解を得る
ようにとの意見を付けて、継続審査としました。
そして、市長も事の重大性を熟慮し、12月議会に補正予算を
計上することを見合わせました。
   その後、担当職員による住民説明会を数回行ったようで
ありますが、理解が進むどころか、益々反対運動が燃え広がり
2万人を越える反対署名が、集まったそうです。
   こんな状況で、建設を強行できるはずも無く、取り敢えず、
土地だけでも買わしてして下さいと言うのは、虫が良すぎます。
大船観音前マンション開発計画の時と同じことを繰り返すつもり
でしょうか?

   それでも、何とかしたいのでしょう。
強引に市有財産評価審査会を開催し、生ゴミ処理施設建設用地の
購入価格の審査を行いました。
   更に驚いたことに、通常の5倍もする価格を提示していました。
まだ、宅地としての用件を満たしていないので農地扱いをするべきです。
仮に宅地扱いをしたとしても2倍も高いとの指摘がありました。
   しかし、大方の委員は調査する時間すら与えられず、
そのまま承諾し、高い金額のまま議会に提案することに
なりました。

   2重3重に市民の信頼を裏切る暴挙は、当然了解する
ことはできません。
こんな状況の中、建設促進で、関谷を回っている市会議員や
国会議員もいるようです。
  13日から始まる2月議会でどのような結論になるか
是非ご注目下さい。

投稿者 TAKAHASI_koji : 2008年02月08日 14:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://takahasikoji.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/475

コメント


© TAKAHASHI Koji 2005-2009 All rights reserved.