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2006年05月05日

ご冥福をお祈り致します

   拝啓  T元部長様
風香り、新緑燃える季節となりました。
あなたが、天寿を全うし、天国へ旅たたれて1ケ月が
経ったでしょうか。
   今日、神奈川新聞に生前、あなたが手がけ育てた
鎌倉芸術館のことが、大きく記事に出ておりました。
   あなたの温厚なお人柄を思い出し、若造の頃、
色々とご指導頂いた事が、走馬灯のように思い出されました。
   人の終末の形は、色々あります。何れの場合であろうとも
誰しも、必ずその時を迎えます。そして、たぶん何れの方も
何がしかの思いを、残された者に託して、旅立つのではないでしょうか?
   今回、記事の論調は、小泉総理の聖域無き構造改革の一環で
公共施設を指定管理者制度を採用することにより、民間活力を
導入することにより、経費縮減をはかるとの政策は、上手く機能せず
被害が、拡大している。とのことでした。
   私は、政策そのものは各自治体の経費縮減額を見渡せば、
成功だったと思います。しかし、その導入の仕方、自治体の取り組み方
により、歪が発生している所もあると言うのが、正しい評価では
ないでしょうか。
   横須賀市は、横須賀芸術劇場を財団に匿名で委託する事を決めました。
しかし、鎌倉市は、鎌倉芸術館を財団に匿名で委託せず、かつて石渡市長が
勤務していたサントリーの関連会社であるサントリーパブリシティーサービスを
選考し、委託することに決めました。
   この決断と経緯が、一人の管理職を死に追いやったのであります。
首長職は、全ての最高責任者でありながら、ある意味孤独な仕事とも思います。
   そうした立場の中、今回のこの事件に対し、石渡市長が、どのような責任を感じ、
T元部長の思いを、どのように受け止め、今後運営して行くのか?
しっかりと、見定めさせて頂こうと思います。そして、そのことをT部長にいつか
ご報告させて頂こうと思っています。
   心静かにおやすみ下さい。ご冥福をお祈り致します。(合掌)

投稿者 TAKAHASI_koji : 2006年05月05日 23:40

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