« 祝!成人の日 | メイン | 大船観音前マンション開発計画許可取り消し »

2007年01月13日

初釜

   今日は、茶道宗徧流の初釜に招待を賜り、伺ってきました。

   ご招待を賜るようになったのは、今から15年前に遡ります。
   お家元のお姉さまの月子様が、義姉の白百合時代の学友
ということで、ご紹介頂いたのが、ご縁でありました。
当時、お家元も私も20代でありました。
   当時を振り返ると、その時お家元からあった話を忘れることが
できません。
「家は、茶道の家元で、政治には関与致しません。本来であれば
お会いすることも、差し控えたいところですが、姉のご紹介なので
お会いしたのですよ。この時のため、姉は、朝早くから掃除をし
水を撒き、高橋さんをお待ちしていたのです。そうした茶道の心、
姉の心を解して頂きたいと思います。」
   今思えば、大変厳しい口調ではありましたが、お家元は、
茶道の極意、正に「一期一会」を解することが、選挙を制し、
政治を制すると教えて下さっていたなだなーとつくづく感心し、
感謝の気持ちで一杯になります。
   以来、毎年、茶道の心得の無い私を、初釜にお招き下さり
日本の伝統文化に触れ、色々と考える機会を与え続けてくださって
いることが、これまた感謝であります。
   さて、本日の初釜でありますが、同席に政界からは、石渡市長始め
浅尾参議院議員、また同僚市議、経済界からは、大崎商工会議所会頭
井出観光協会副会長、仏教会からは、建長寺吉田管長、仲田仏教会会長
浄妙寺、瑞泉寺、川崎大師とお歴々の皆々様と共に、お茶を頂きました。
   最も印象深かったのは、重要文化財の建築物である「止観亭」で、
お家元のお点前でお濃茶を頂いた際、花器のご説明をして下さったことです。
その花器は、竹で出来ておるのですが、その竹には、猪の牙のあとがあり
「猪竹」と呼ばれているそうです。猪が好物のミミズを掘り起こす際できる
痕だそうです。
   また、猪は今年の干支であることは、言うまでもありませんが、なんと
火伏せの守り神であるとの言い伝えがあるそうです。
お茶を点てる際、火を使う茶道ならではの心使い、関心しました。
   その時、同席していた松中議員が「鎌倉市も猪飾らないと、あっちこっち
火がついちゃってるからな!」と言ったので、思わず笑ってしまいました。
   でも、石渡市長は、その時既に退席していなかったので、お家元のお心は、
通じ無いことでしょう。残念!

投稿者 TAKAHASI_koji : 2007年01月13日 21:19

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://takahasikoji.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/304

コメント


© TAKAHASHI Koji 2005-2009 All rights reserved.