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2009年02月22日

まちづくり市民集会

   昨日、告知した通り、本日、「まちづくり市民集会」に
行ってきました。30人程の集会でありましたが、中身の濃い
意義ある集会でありました。

   冒頭、コーディネーターのばばこういちさん(放送ジャーナリスト)
から、要請したにも拘らず、市長や職員がこうした集会に
忙しいことを理由に出席しないことは、とんでもないと痛烈な
批判から幕を開けました。

   緊張感の中に始まった集会でありますが、最初は、
由比ガ浜在住の静岡県立大学准教授の藤巻光浩先生から
「地域の声を反映させる補完性の原理から景観を考える」
と題してのお話しだありました。

   「景観の観点から住民が、締め出されてはならない。」
   「開かれた議論の中で、様々な意見が反映される
    取り組みが、大切である。」
   「補完性の原理とは、住民自治の考え方を優先する
    ことである。」
   「エコツーリズムとしての視点も大切である。等々
   貴重な提言がありました。

   その後、北鎌倉東地区景観形成協議会の取り組み
状況についての報告と北鎌倉地区周辺が抱える、
開発問題についての現状報告がありました。

   そうした、状況に具体的に対応するための施策に
議会としてどー取り組んでいるのか!
といきなり、ばばさんに追求されたかと思えば、
参加者からも立法府として、議会が機能していない、
景観条例やまちづくり条例も何も機能していないと
追求は後を絶ちませんでした。

   私からは、速効性はないが、民・学・官共同で
「まちずくりプログラム」を作成し、そうしたプログラムを
受けた、事業者に仕事を発注する仕組みをつくることが
必要であり、更に100年建築で景観を守ることと組み
合わせれば更に効果が期待できると自論を訴え
結果的にそうした取り組みで意識を変えていくことが
まちを守近道では無いかと発言させて頂きました。

   ばばさんから、全ての土地を一旦、市が買収し
条件付きで民間に売却する仕組みを作ってはどうか
と貴重な提言もありました。

   参加者から自民系の議員が、北鎌倉周辺の某所で
保安林解除を神奈川県に働きかけ、解除させたとの
報告もあり、批判の声が上がっていました。

   様々な意見や議論がありましたが、歴史的景観や
環境は、積極的に守る行動をしなければ、成しえないもので、
とにかくできることを速やかに取り組でいこうと誓い合い
終了しました。

   スタッフの皆様、お世話になりました。ご苦労様でした。

投稿者 TAKAHASI_koji : 2009年02月22日 23:33

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