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2007年03月03日

ブータン王国に学ぶ

   先日の議会、各派代表質問で、民主党山田議員が、
冒頭、引用した、前世界銀行副総裁、西水美恵子氏の
「ブータン王国」の話が、とてもいい話でしたので、皆さん
にも、お知らせしたいと思い書き込みました。

   まずは、理想とするブータンのリーダー像の紹介です。
   「最も重要視するリーダーシップの理想像の1つの形は、
自ら意図して、権力を放棄する指導者であり、真の力を民から
授かると確信した。
   2つ目の形は、民の声をとにかく深く聞く耳を持つこと、
即ち、先入観を抑える努力を常に怠らないこと、言葉にならない
気持ちを汲む努力をすること。」と紹介されました。

   このリーダー像をもとに、石渡市長が、大船観音前マンション
開発計画に対し、取った行動を検証すると、市民の反対要望に
耳を傾けず、議会の決議を無視し、まず、ブータンでは、
リーダー失格間違い無しです。もし、直ちに辞職するならば、
権力を放棄する心を持っていたものと解することもできるの
ですが・・・

   次にブータン国王のブレーン観についての紹介です。
   「国王は、率直な反対意見を終始求め、批判を喜ばれる。
イエスマンが、存在しにくい雰囲気をいつも、
一生懸命つくっておられる。」と紹介しています。
 
   このブレーン観で石渡市長の人事を検証してみると、
石渡市長の人事は、「ちゃん、ちゃん人事」と噂されている
程で、市長から、○○ちゃんと呼ばれない限り、出世しない
そうであります。当然、批判的なことを言う者はおらず、
お友達人事とか親戚人事と揶揄されています。(ん~!)

次にブータン国王の政治的行動力についてですが、
   「ビジョンと価値観を非常に明確に持っている。
そのビジョンと価値観を動的に国民にいつも伝えようとする。
国中を歩き回って、国民との会話から、民の持つ英知を聞き取る。
その動的な活動が常になされている。」こういうことが、ブータン国王が
考える、政治的行動である紹介しています。

   こうした観点から石渡市長の行動を検証すると、
常に議会答弁では、「現場主義を貫く」と言っておりますので、
そのことにより、仕入れた意見を行政運営を行う際に取り入れて
いれば、名実共にと言えるのですが・・・
   大船観音前マンション開発計画が、神奈川県開発審査会から、
その許可の取り消し裁決を受けた時、多くの市民が立ち上がり、再び
許可をだすことを思い留まるようにと、弁護士や建設に関する専門家達
の知恵を結集し、その問題点を理論的に整理し、市長に申し入れた際も、
我々が、自民党として、神奈川県連の了解を頂、市長に申し入れた際も、
何一つ聞き入れることはありませんでした。
   結果的に2度目の許可を出し、案の定2度目の許可取り消しと
なってしまったのです。
   石渡市長は、ごくごく1部の政治家の話しか聞かないとのもっぱらの
噂であります。
辞めた助役も「副市長が居るので、私の話は聞いてくれない。」と
ぼやいていたそうです。
    この点もブータン国王の足元にも及びませんね。

    最後にブータンにおける国民総幸福量という思想の話ですが、
    「人間が、最も望むことは幸せである。それ以外には無い。
幸せを追求していくことが、人間が望むことだと言うことです。
国民の幸せを考える時に必要なものは、最低限の物の豊かさ、
プラス、国民個人の精神的な和が大切である。
   政治の目的は、一人一人の国民が、幸福を追求する時に現れ得る、
公の性質を持つ障害を取り除くことである。
上下関係の上から国を司ってはいけない。
問題が起きた時に表面的な解決で済ませようとしない。
根本的な解決をしようとする。何事も真剣勝負です。   
ごまかせないからごまかさない。」このことが、
ブータンの国を運営する際、根底に流れる思想であり、
なんと97%の国民が幸せと感じていると紹介されました。

   国と市の違いはありますが、基本は同じです。
是非、石渡市長にも多いに参考にして欲しいものです。

   来週から大船観音前マンション開発計画の許可取り消し
に関する調査特別委員会が始まります。
「ごまかせないから、ごまかさない」この言葉を胸に、真摯に
対応をお願いしたいものです。ね!殿!じゃなかった石渡市長!


   

投稿者 TAKAHASI_koji : 2007年03月03日 23:02

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