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2007年10月16日

ようこそ! お待ちしておりました!

   円覚寺での「元寇」戦没者の合同慰霊祭で、
宗務総長さんから、エルデネ・ゾー寺院ご住職一行
の皆様へ「ようこそ! お待ちしておりました!」と歓迎の
言葉がありました。
   「円覚寺は、皆さんがお見えになるのをずーっと
待っていたんですよ。」とご挨拶は続きます。
「およそ730年前、当山は、南宋の僧侶無学祖元開山さん
によってつくられました。敵味方なく「元寇」での戦没者を
慰霊するためにつくられたのです。ですから、円覚寺は
モンゴル(元)から皆さんがお見えになり、お参り頂けるのを
待っていたのです。今後とも末永いお付き合いを
御願い致します。」

   実は、「元寇」戦没者のお位牌があるのですが、一般の
方々の前にお出しするのは、初めてだそうで、お位牌を前に
カラコルム(現ハラホリン市)の僧侶と鎌倉円覚寺の僧侶が
合同で、戦没者の慰霊祭を行うことは、実に意義深いことだった
と思います。私も730年の歴史の証言者として、その場に
立ち会えたことに、感動を覚えました。

   戦争犠牲者が、引き起こす可能性のある負の連鎖を
慰霊することによって、鎮魂することによって納めようとする
開山さんの仏智は、730年の時を越え、今、正に再評価
される時を迎えたと感じるのであります。

   平和外交日本のシンボルとして「円覚寺」の存在意義は
実に重いものと確信した1日でありました。

   「モンゴル仏教画展」の方も4日間と言う短期開催にも
拘らず、100人を越える皆さんにご覧頂くことができました。
十分成果を感じられるものになったことも感謝であります。

   エルデネ・ゾー寺院、ハンドスレン・バーサスレン住職
ご一行は、再会の約束を誓い相、昨日帰国の途に着きました。
様々にお力添え頂きました多くの皆様に感謝申し上げ
ご報告と致します。

   ダラーオールジー!(また、会いましょう!)

投稿者 TAKAHASI_koji : 2007年10月16日 10:32

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