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2008年01月11日

杉孫七郎

   今日、「松徳会」の総会があり、出席してきました。
「松徳会」とは、市政功労者の方々の会で、明治35年に
当時の鎌倉町長であった犬山初蔵氏の提唱によって
組織されました。
今年で107回目の開催となります。

   

   毎年、「松徳会」と書かれた掛け軸が、
ステージ中央飾られているのですが、とても気になり
興味がありました。
   今日は、一番前の席でしたので、じっくり拝見
すると、作者は、杉孫七郎と書いてありました。

   そこで、杉孫七郎氏とは、どんな方か調べて
みました。調べてみて驚いたのですが、
長州三筆の一人で、野村素介、長三洲と並び称される
書道の達人でありました。

   1835年(天保6年)に山口県山口氏に生まれ、
1920年(大正9年)にお亡くなりになりました。
   仕事は、官僚としてご活躍なされ、秋田県令や
宮内庁の要職を歴任し、皇太后宮大夫も務められました。
   爵位は、子爵であり、勲位は、従一位でありました。

   杉家には、養子としていかれたのですが、
その杉家の近い親戚が、吉田松陰で(杉家から
吉田家に養子に入る)、高杉晋作らと共に、松下村塾に
学んだそうです。

   それにしても、何故そのような方が、鎌倉の「松徳会」
のために、書を書いて下さったのか?

   また、一つ研究材料が、できました。
詳細が分かりましたら、また、皆さんにも、お知らせいたします。

投稿者 TAKAHASI_koji : 2008年01月11日 23:58

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