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2008年02月11日

   亀と言えば、モンゴル国ハラホリン市の世界遺産の
亀石を思い出します。実は、鎌倉の円覚寺にも大きな亀石
があるのです。
   踏み切り脇の階段を登り、山門を潜って進むと
拝観料を支払う小屋があります。そこを通り過ぎて、
左手に進み、緩やかな坂を上って行くと、お堂があり、
その横に大きな亀石はあります。
   円覚寺は、「元寇」で亡くなった日本人や
モンゴル人(元人)、朝鮮民族、中国民族等々
全ての戦没者を慰霊するために建立された起源を鑑みる
と、不思議な縁を感じるのであります。

   所で、今日、憲法リテラシー向上委員会のセミナー
があり、出席してきました。
   本日の講師は、作家でグリーンピース・ジャパン事務局長
の星川 淳さんでした。鎌倉に借り住いしているご縁で
お引き受け頂いたそうですが、講演内容は実に興味深い
ものでした。
   「イロコイの魂  1万年の旅路」という演題でありましが、
アメリカの先住民族であるイロコイ族の起源や殺戮の民族紛争
の果てに、創りあげた117項目の平和憲法の話でありました。
   イロコイ族は現在でも、アメリカの東海岸のカナダとの
国境付近に独自の国家として、6部族からなるイロコイ連邦を
形成し、脈々と生き続けているそうです。
(少し失礼な表現ですが・・・)
   そのイロコイ族の祖先は、モンゴロイドでアジアから
北極シベリア(当時、ベーリング海峡が、陸続きであった)を通り
アメリカ西海岸から西部を通り、現在の地にたどり着いた
とのことであります。
   このことは、ネイチブアメリカンと白人との間の人種差別
の歴史の中で、取引の材料に利用されることを恐れ、
世にでることはなかったのですが、イロコイ族のうち
選ばれた少数のものにより、口伝により、言い伝えられ、
現在に至りました。
   そして、期が熟し、一人の伝承者が
「THE WALKING PEOPLE」 (1万年の旅路)として、
その伝承の歴史を一冊の本に現しました。
   (その本を翻訳したのが、星川さんなのです。)
   実は、その筆者の苗字(氏族)が「亀」なのです。
これは、ただの偶然ではないと感じました。
「亀」の持つ意味をかんがえながら、(1万年の旅路)
を読んでみようと思っています。
   今日の講演で、学んだことは、一杯あるので
小分けにしてお知らせ致します。本日は、ここまでです。

投稿者 TAKAHASI_koji : 2008年02月11日 19:46

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