« 光と影 | メイン | ハラホリンゲート »

2007年05月30日

モンゴルの旅路は神のみぞ知る

   首都ウランバートルは、高層ビルが建並び、横浜の
ような感じでありますが、車で30分も走れば、ジャリ道の
ゲル地区であります。
   地方へ向かう幹線道路も一応整備されてはあるものの、
穴ボコだらけで側道のダートコースを行った方が、安全且
早いような状況です。
   そんな状況ですから、タイヤがパンクするのは、日常
茶飯事、機械的故障すらあります。
   モンゴルでは、昔から、旅に出る時は、目的地に何時
に着くかは、口にしないと言う風習があります。実際何時に
着くか全く分からなし、狼に襲われ辿り着けないこともしば
しばあったのだと伺いました。時代や条件は違えども今も
その風習は受け継がれています。
   そうした風習から、町を出る時は、出口の路側の
小高い丘の上にある「オボー」と言う神様の塚に、
小石を3つ持ち、1周ごとに1つずつ積み上げ、旅の安全を
祈念してから出かけるのです。
   そして、無事帰ってこれたら、また、「オボー」に御礼
参りに寄り町に戻るのです。

   昔も今もそんな状況ですから、我々の旅の成功は、
ウランバートル、ハラホリン間の移動にかかっているなーと
初めから思っていました。
    いざ、スタートしてみたら、初めからいつもと
コースが違うではありませんか!道中いたる所が、
道路工事の真っ最中で、迂回しなければならないとの
こと・・・
    途中2ケ所程、トイレに寄ろうと計画していたのですが
普段の道と違うので、行けども行けどもゴアンズ(ドライブイン)
はありません。
5時少し前、空が、白々としてきたものの、民家らしいもの
すら見えてきません。ん~ん!
    仕方なく男性だけ、立ちショ○○○をお願いし、
しばし、タバコタイムです。女性陣が、膀胱炎になっては
いけないと、ヒヤヒヤしながら進んでいくと、7時頃やっと
民家のトイレをお借りすることができました。フー!
(女性陣からは、予定は浩司時間、あてにならない、
などとぼやかれるし・・・少しヘコミました。)
    何とかトイレに辿り着いたのもの、ポットントイレ
ですから、穴に落ちないかヒヤヒヤです。トイレも1つしか
無ったので、かなり時間がかかりましたが、ホット一安心、
スッキリしたところで、気を取り直して出発です。
    約束の時間まであと2時間、無事辿り着き
ますように、神様に祈るしかありません。
ヒチゲレー!(頑張れ!)
続きは、次回に

投稿者 TAKAHASI_koji : 2007年05月30日 21:22

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://takahasikoji.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/388

コメント


© TAKAHASHI Koji 2005-2009 All rights reserved.