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2007年06月04日

世界遺産

   ハラホリン市には、「オルホン渓谷の文化的景観」と
して、2005年に世界遺産に指定された遺跡が、点在
しています。今回のハラホリン訪問の目的の1つが、
世界遺産視察であります。
   そして、その中でも中心的なコア史跡、エルデネ・ゾー
と言う寺院への訪問は、800年前の元寇の歴史に遡り
意義ある視察になると考えていました。
   それと言うのも以前、エルデネ・ゾーを訪れた時、
ご住職から鎌倉を訪問したいとのオファーを頂いていたので
この度の訪問の際、詳細を決めさせて頂きたいと、事前に
お伝えしてあったからであります。
   しかし、寺院を訪れても、ご住職は不在とのこと
またまた、肩透かしの予定変更であります。
   
   800年前、1回目と2回目の元寇の間に、5人の
モンゴル人が、鎌倉を訪れ、北条時宗に皇帝からの親書を
手渡しました。しかし、日本はモンゴル(元)の属国になる
ようにとの手紙であると解釈した時宗は、5人を龍ノ口の
首の座(現在の江ノ島付近)へ連れて行き、全員首を切り
処刑してしまいました。
   因みに、モンゴルでは、その手紙は、友好国に
なりませんか?と言う内容であったと、解釈されています。
   何れにしても、元寇と言い、使者の処刑と言い、
両国にとって悲しい歴史に違いありません。
そうした歴史の上に立ち、現在いる我々が、なにをすべきか
そう考えた時、エルデネ・ゾーのご住職が、鎌倉のお寺を
訪問したいと言う意味が、よく理解できるのであります。
   特に、使者5人が眠る「常立寺」と元寇の際の全ての
戦没者を弔っている「円覚寺」との交流は、歴史的意義を持つ
ものと確信するのであります。

   そんな意気込みで、エルデネ・ゾーに伺ったので
本当に拍子抜けしてしまいました。
   それでも、広い境内、宝物殿も何箇所もあり、見所
満載であります。訪問団25人と通訳の方8人の総勢33人
がずらずらと境内を回るので、とにかく時間がかかります。
   そんな中、モンゴル国外務省のアジア局、日本担当の
ブレンさんから連絡がはいりました。約束していたアジア局長
との面会が、やっと時間が取れるようになりましたとのことでした。
   しかし、もうハラホリンに来ているので、金曜日まで
帰れないと告げると、税金の減免の手続きの関係で、
ニャムドラム市長さんと連絡を取りたいと言うので、
その事を市長に伝え、直接アジア局長と話してもらったら、
どうも、こんがらがった話になり、それから、在モンゴル日本大使館
や在日本モンゴル大使館を巻き込んでの大騒動の始まりです。

   一難去って、また一難・・・どうなることやら・・・

この続きは、また明日!ザ・マルガシ・オールジー!
   
   

投稿者 TAKAHASI_koji : 2007年06月04日 20:35

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